母音が、節調の途中で変わってしまっている場合があります。
本人は分からない場合が多く、録音して聞いてみると、母音の「い」が途中から「う」に聞こえるとか、節調の途中から籠った声になってしまう等です
原因としては、『口の形』が発声の途中で変わってしまっている事が考えられます。
節調の節回しで、唇の力の入れ方や、口の開き方、下の位置・形等で、聞いてる方からは気になる位変化してしまうのです。
母音の発声時には
1.唇を開き気味にする
2.「あいうえお」がハッキリ発声出来る口の形で固定する
但し、口を開きすぎない
3.節調の途中で顎は動かさない
4.「あいうえお」どの母音でも、縦の楕円を意識して口を開ける
*これは、ある有名な発声法の先生に頂いたヒントです。
もっと分かりやすい表現があれば、ご指摘頂ければと思います。
次回は、『吟声 発声方法 004 母音「ん」』です。
岳精流日本吟院
多摩岳精会 毅山
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