2012年11月2日金曜日 | By: 毅山

吟声 発声方法 003 母音2

母音が、節調の途中で変わってしまっている場合があります。

本人は分からない場合が多く、録音して聞いてみると、母音の「い」が途中から「う」に聞こえるとか、節調の途中から籠った声になってしまう等です

原因としては、『口の形』が発声の途中で変わってしまっている事が考えられます。
節調の節回しで、唇の力の入れ方や、口の開き方、下の位置・形等で、聞いてる方からは気になる位変化してしまうのです。

母音の発声時には
1.唇を開き気味にする
2.「あいうえお」がハッキリ発声出来る口の形で固定する
  但し、口を開きすぎない
3.節調の途中で顎は動かさない
4.「あいうえお」どの母音でも、縦の楕円を意識して口を開ける
  *これは、ある有名な発声法の先生に頂いたヒントです。

もっと分かりやすい表現があれば、ご指摘頂ければと思います。

次回は、『吟声 発声方法 004 母音「ん」』です。

岳精流日本吟院
   多摩岳精会 毅山

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