今年の夏は、猛暑!猛暑!猛暑!って感じですね。
皆さま、体調には十分注意してください。
私は、九州に引っ越して初めての夏です。
夏になって、夜8時近くでもうっすら明るいのは嬉しいです。
詩吟入門3【素読 アクセントと鼻濁音にも気を付けて】 課題吟 海南行
素読が大事 ~ 素読100回 ~
毎月の課題吟を決めて学習している方、コンクールに向けて猛特訓している方、審査会の課題吟を学習している方など、素読の重要性を感じている方は多いと思います。
私の場合
詩文を暗記する → 手書きで、詩文を書く
アクセントを間違えることなく、スムーズに読めるように素読を重ねる
何回もやるので、変化をつける意味でも
① 力まずに軽い発声でやてみたり
② 喉を開き声帯を張ってやってみたり
それでは、詩吟入門3 素読に入りたいと思います。
今回の課題吟は、「海南行」作者は細川頼之です。
【詩文】
<起句> 人生五十 功無きを愧ず (じんせい ごじゅう こう なきを はず)
<承句> 花木春過ぎて 夏已に中ばなり (かぼく はる すぎて なつ すでに なかば なり)
<転句> 滿室の蒼蠅 掃えども去り難し (まんしつの そうよう はらえども さり がたし)
<結句> 起って禪榻を尋ねて 清風に臥せん (たって ぜんとうを たずねて せいふうに がせん)
・・・下線は高い音程
がぎぐげご ・・・斜体文字は鼻濁音
【作者】
細川頼之 1329~1392
南北朝時代の武将・政治家。三河生れ。人となりは端正温厚、読書を好み詩歌をよくし、また禅を修めた。
足利尊氏に従い各地を転戦、備中(岡山県西部)の地に在って山陽一帯をしずめた。細川清氏が、尊氏の子・将軍義詮に背いたのでこれを攻め滅ぼし、その勢いで四国を鎮定した。義詮の病没に臨み、三代将軍・義満を戒めて「我汝に一父(細川頼之)を残す、その教えに違うことなかれ」と云い残した。頼之は義詮の遺命どおり義満を補佐したが、義満は次第にその権勢を忌み、周囲の者も二人の離間策をこうじた為、職を辞し讃岐(香川県)に帰り、剃髪して常久と号した、時に51歳。義満は怒ったが後に深くその功を思い召還親任した。64歳で病没。
【語釈】
海南行→「海南」は讃岐、「行」は詩の意。花木→花の咲く木。蒼蠅→青ばえ、讒言する小人に例える。
禅榻ぜんとう→禅家の椅子で坐禅に用いる
【通釈】
すでに自分は「人生五十年」を過ぎたが、さしたる功績もないのは省みて恥ずかしい。花咲く木々も春の装いを終えて夏もはや半ばとなった。わが人生も、はや盛りを過ぎたことを痛感する。青蠅どもが部屋一杯に飛びまわり、うるさく人にたかり払っても追い払うことができない。思えば讒言を繰り返す小人輩と同じである。
このあたりで、ここから立ち上って坐禅椅子を探し、涼しい風に吹かれて昼寝でもすることにしよう。
【鑑賞】
この詩は自己の感懐を叙して誇張も虚飾もない。起句では、既に50歳を過ぎ政権を離れて郷里に帰るに当り半生を顧みると、随分努力してきたが空しさのみ残り反省も起る。承句は活躍時代の追憶であり、旅立ちの季節と重なって実感が出ている。転句でしつこく策動を繰り返す小人を青蠅に例えて隠遁の心境を述べて結んでいる。比喩の活用こそ、この詩の生命といえる。
ーーーーーーーー< 今回は、鼻濁音にも注意して発音してみましょう。 >-ーーー----
鼻濁音がうまく出せない方、一度「が」と言った後の口を開けたままの状態で、今度は「ん」と言ってから続けて「が」と言ってみてください。
「ん」、「が」と切らないで、続けてです。「んが」です。
喉の奥で「が」と言う感じです。
続けて、「んが」、「んぎ」、「んぐ」、「んげ」、「んご」
鼻にかかった様な、やさしい「が」「ぎ」「ぐ」「げ」「ご」になってきたら
「ん」の声は出さずに、口の中の形だけ「ん」にして、そこから「が」と言ってみてください。
多分できていると思いますが、これが「鼻濁音」です。
通常の口語では、ほとんど聞かれないですが、美しい日本語表現には欠かせない「武器」と
なりますので、不得意な方は十分練習しましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと脱線しましたが、【 素 読 】に入ります。
1.アクセント記号に気を付けながら、一度読んでみましょう。
【サンプル音声】
2.少し大きな声で読んでみましょう。
【サンプル音声】
3.少し速いテンポで読んでみましょう。
【サンプル音声】
4.声に力を込めて読んでみましょう。
【サンプル音声】
この投稿は編集中です。
毎月の課題吟を決めて学習している方、コンクールに向けて猛特訓している方、審査会の課題吟を学習している方など、素読の重要性を感じている方は多いと思います。
私の場合
詩文を暗記する → 手書きで、詩文を書く
アクセントを間違えることなく、スムーズに読めるように素読を重ねる
何回もやるので、変化をつける意味でも
① 力まずに軽い発声でやてみたり
② 喉を開き声帯を張ってやってみたり
それでは、詩吟入門3 素読に入りたいと思います。
今回の課題吟は、「海南行」作者は細川頼之です。
【詩文】
<起句> 人生五十 功無きを愧ず (じんせい ごじゅう こう なきを はず)
<承句> 花木春過ぎて 夏已に中ばなり (かぼく はる すぎて なつ すでに なかば なり)
<転句> 滿室の蒼蠅 掃えども去り難し (まんしつの そうよう はらえども さり がたし)
<結句> 起って禪榻を尋ねて 清風に臥せん (たって ぜんとうを たずねて せいふうに がせん)
・・・下線は高い音程
がぎぐげご ・・・斜体文字は鼻濁音
【作者】
細川頼之 1329~1392
南北朝時代の武将・政治家。三河生れ。人となりは端正温厚、読書を好み詩歌をよくし、また禅を修めた。
足利尊氏に従い各地を転戦、備中(岡山県西部)の地に在って山陽一帯をしずめた。細川清氏が、尊氏の子・将軍義詮に背いたのでこれを攻め滅ぼし、その勢いで四国を鎮定した。義詮の病没に臨み、三代将軍・義満を戒めて「我汝に一父(細川頼之)を残す、その教えに違うことなかれ」と云い残した。頼之は義詮の遺命どおり義満を補佐したが、義満は次第にその権勢を忌み、周囲の者も二人の離間策をこうじた為、職を辞し讃岐(香川県)に帰り、剃髪して常久と号した、時に51歳。義満は怒ったが後に深くその功を思い召還親任した。64歳で病没。
【語釈】
海南行→「海南」は讃岐、「行」は詩の意。花木→花の咲く木。蒼蠅→青ばえ、讒言する小人に例える。
禅榻ぜんとう→禅家の椅子で坐禅に用いる
【通釈】
すでに自分は「人生五十年」を過ぎたが、さしたる功績もないのは省みて恥ずかしい。花咲く木々も春の装いを終えて夏もはや半ばとなった。わが人生も、はや盛りを過ぎたことを痛感する。青蠅どもが部屋一杯に飛びまわり、うるさく人にたかり払っても追い払うことができない。思えば讒言を繰り返す小人輩と同じである。
このあたりで、ここから立ち上って坐禅椅子を探し、涼しい風に吹かれて昼寝でもすることにしよう。
【鑑賞】
この詩は自己の感懐を叙して誇張も虚飾もない。起句では、既に50歳を過ぎ政権を離れて郷里に帰るに当り半生を顧みると、随分努力してきたが空しさのみ残り反省も起る。承句は活躍時代の追憶であり、旅立ちの季節と重なって実感が出ている。転句でしつこく策動を繰り返す小人を青蠅に例えて隠遁の心境を述べて結んでいる。比喩の活用こそ、この詩の生命といえる。
ーーーーーーーー< 今回は、鼻濁音にも注意して発音してみましょう。 >-ーーー----
鼻濁音がうまく出せない方、一度「が」と言った後の口を開けたままの状態で、今度は「ん」と言ってから続けて「が」と言ってみてください。
「ん」、「が」と切らないで、続けてです。「んが」です。
喉の奥で「が」と言う感じです。
続けて、「んが」、「んぎ」、「んぐ」、「んげ」、「んご」
鼻にかかった様な、やさしい「が」「ぎ」「ぐ」「げ」「ご」になってきたら
「ん」の声は出さずに、口の中の形だけ「ん」にして、そこから「が」と言ってみてください。
多分できていると思いますが、これが「鼻濁音」です。
通常の口語では、ほとんど聞かれないですが、美しい日本語表現には欠かせない「武器」と
なりますので、不得意な方は十分練習しましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと脱線しましたが、【 素 読 】に入ります。
1.アクセント記号に気を付けながら、一度読んでみましょう。
【サンプル音声】
2.少し大きな声で読んでみましょう。
【サンプル音声】
3.少し速いテンポで読んでみましょう。
【サンプル音声】
4.声に力を込めて読んでみましょう。
【サンプル音声】
この投稿は編集中です。
詩吟入門2 【詩吟をやってみる】 課題吟 山中問答 李白
「詩吟」と聞いて「難しそう」と思われる方が多いと聞きます。
実際に、覚えなければならない事も、決して少なくはありませんが、今回は「詩吟入門」ですので
最低限のルールを覚えて、先ずは【詩吟をやってみる】ことから始めましょう。
最低限のルールとは、【音程】です。
前回の【絶句とは】で、漢詩
の基本的な内容を理解していただいたと思います。
漢詩の「素読」で、アクセントに気を付けて詩文を読む事に慣れてきたら、詩吟の音程に合わせて声を出してみましょう。
【音程】
高音(上向きの△) ラシド
中音(横向きの△) レミファ
下音(下向きの△) ラシド
勝手にリンクを張らせていただいておりますが
Tanuhさんの 詩吟コンダクター「明智君」 改訂版07/09
パソコンで操作する場合、マウスでクリックする以外に、キーボードで直接演奏もできるので、音程の確認であれば十分すぎる機能があります。
「明智君」で、ラー、シー、ドー、レー、ミー、ファー、ラー、シー、ドー
を押して音を出してみてください。
それから【本数】
男性 水1本~5本 通常1本~3本位の方が多いと思います。
女性 4本~9本 通常5~7本位の方が多いと思います。
【下音】から【高音】まで無理なく出せる、自分に合った本数で声を出してみましょう。
次に簡単な発声練習です。
一番下の音ラから行きましょう!
ラの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
シの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ドの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
レの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ミの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ファの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ラの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
シの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ドの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
母音の切り替えを意識して、しっかりと口の形を変化させながら、ハッキリとした発音で
【あー】、【えー】、【いー】、【うー】、【えー】、【おー】、【あー】、【おー】、【んー】
出来ましたでしょうか?
それぞれの音で、全ての母音が滑舌よく発音されているか確認しながら、お腹から声を響かせるイメージで発声練習を行いましょう。
この時に、細かいビブラートが入らないように、ストレートな発声を心掛けてください。
詩吟の音程と、母音の発声が出来たところで、早速始めてみましょう!
それでは、「山中問答」の起句一節より
入門1でやった「素読」を、音程に合わせていきます。
この音程ですが
よ(ラ)に(ファ)と(レ)お(ファ)ー(ゆり止めラーファ)
この時「よにとう」の「う」は、「お」という発音になりますので気を付けてください。
「よにとお」となります。
赤い△が横向きの時は、ここは「中音ですよ」と言うことです。
この記号は「ゆり止め」と言い、ここでは母音「お」を(ファ)の音程で伸ばして
最後に(ラ・シ・ラー・シ・ラ・ファ)で軽く止めます。音程を揺らして止めるので「ゆり止め」
と言います。
【サンプル動画】
最初は、このゆり止めのところを
お(ファーー・ラー・ファ)
で、簡単にやってみてください。
【簡単版サンプル動画】
続けて
な(ラ)ん(ファ)の(ファ)い(ファ)あ(ラ)って(ファ)か(ファ)ー(ミ)ーー(ゆり止めファーミファミド)
【サンプル動画】
簡単版
な(ラ)ん(ファ)の(ファ)い(ファ)あ(ラ)って(ファ)か(ファ)ー(ミ)ーー(ゆり止めファーミド)
【簡単版サンプル動画】
続けましょう。
へ(ミ)き(シ)ざ(シ)ん(シ)に(シ)ー(ラ)ー(シ)ー(ド)ー(シ)ー(ラ)ー(ファ)ー(ミ)ー
す(ラ)む(ファ)と(ファ)ー(ミ)ー(ファ)ー(ミ)(ド)(シ)(ラ)
わ(ラ)ら(シ)って(シ)ー(ド)ー(シ)(ラ)
参考に、私の練習時の吟ですが聞いてみてください。
如何でしょうか?
ストレス発散になりました?
難しく考えないで、漢詩の内容を思い浮かべながら、声を出してみることから始めてみましょう。
※ 編集途中です。
実際に、覚えなければならない事も、決して少なくはありませんが、今回は「詩吟入門」ですので
最低限のルールを覚えて、先ずは【詩吟をやってみる】ことから始めましょう。
最低限のルールとは、【音程】です。
前回の【絶句とは】で、漢詩
の基本的な内容を理解していただいたと思います。
漢詩の「素読」で、アクセントに気を付けて詩文を読む事に慣れてきたら、詩吟の音程に合わせて声を出してみましょう。
【音程】
高音(上向きの△) ラシド
中音(横向きの△) レミファ
下音(下向きの△) ラシド
勝手にリンクを張らせていただいておりますが
Tanuhさんの 詩吟コンダクター「明智君」 改訂版07/09
パソコンで操作する場合、マウスでクリックする以外に、キーボードで直接演奏もできるので、音程の確認であれば十分すぎる機能があります。
「明智君」で、ラー、シー、ドー、レー、ミー、ファー、ラー、シー、ドー
を押して音を出してみてください。
それから【本数】
男性 水1本~5本 通常1本~3本位の方が多いと思います。
女性 4本~9本 通常5~7本位の方が多いと思います。
【下音】から【高音】まで無理なく出せる、自分に合った本数で声を出してみましょう。
次に簡単な発声練習です。
一番下の音ラから行きましょう!
ラの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
シの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ドの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
レの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ミの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ファの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ラの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
シの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
ドの音で あーえーいーうーえーおーあーおーんーーー
母音の切り替えを意識して、しっかりと口の形を変化させながら、ハッキリとした発音で
【あー】、【えー】、【いー】、【うー】、【えー】、【おー】、【あー】、【おー】、【んー】
出来ましたでしょうか?
それぞれの音で、全ての母音が滑舌よく発音されているか確認しながら、お腹から声を響かせるイメージで発声練習を行いましょう。
この時に、細かいビブラートが入らないように、ストレートな発声を心掛けてください。
詩吟の音程と、母音の発声が出来たところで、早速始めてみましょう!
それでは、「山中問答」の起句一節より
入門1でやった「素読」を、音程に合わせていきます。
この音程ですが
よ(ラ)に(ファ)と(レ)お(ファ)ー(ゆり止めラーファ)
この時「よにとう」の「う」は、「お」という発音になりますので気を付けてください。
「よにとお」となります。
この記号は「ゆり止め」と言い、ここでは母音「お」を(ファ)の音程で伸ばして
最後に(ラ・シ・ラー・シ・ラ・ファ)で軽く止めます。音程を揺らして止めるので「ゆり止め」
と言います。
【サンプル動画】
最初は、このゆり止めのところを
お(ファーー・ラー・ファ)
で、簡単にやってみてください。
【簡単版サンプル動画】
続けて
な(ラ)ん(ファ)の(ファ)い(ファ)あ(ラ)って(ファ)か(ファ)ー(ミ)ーー(ゆり止めファーミファミド)
【サンプル動画】
簡単版
な(ラ)ん(ファ)の(ファ)い(ファ)あ(ラ)って(ファ)か(ファ)ー(ミ)ーー(ゆり止めファーミド)
【簡単版サンプル動画】
続けましょう。
す(ラ)む(ファ)と(ファ)ー(ミ)ー(ファ)ー(ミ)(ド)(シ)(ラ)
わ(ラ)ら(シ)って(シ)ー(ド)ー(シ)(ラ)
こ(ド)た(ファ)え(ミ)ず(ミ)ー(ファ)ー(ミ)
こ(ド)こ(ファ)ろ(ミ)お(ファ)の(ラ)ず(ラ)か(ラ)ら(ラ)ー(シ)ー(ラ)ー(ファ)ー(ミ)ー
か(ラ)ん(ファ)な(ファ)り(ファ)ー(ミ)ー
こ(ド)こ(ファ)ろ(ミ)お(ファ)の(ラ)ず(ラ)か(ラ)ら(ラ)ー(シ)ー(ラ)ー(ファ)ー(ミ)ー
か(ラ)ん(ファ)な(ファ)り(ファ)ー(ミ)ー
と(ド)お(シ)か(シ)ー(ド)ー(シ)ー
りゅ(ラ)う(シ)す(シ)い(シ)ー(ド)ー(シ)ー(ラ)ー(シ)ー(ラ)
りゅ(ラ)う(シ)す(シ)い(シ)ー(ド)ー(シ)ー(ラ)ー(シ)ー(ラ)
よ(ミ)お(ド)ぜ(ド)ん(ド)と(ド)し(ド)て(ド)ー(シ)ー(ラ)ー(シ)ー(ド)ー(シ)ー(ラ)ー(ファ)(ミ)
さ(ラ)る(ファ)ー(ミ)ー(ファ)ー(ミ)ー(ド)ー(シ)(ラ)
べ(ラ)つ(シ)に(シ)ー(ド)ー(シ)(ラ)
さ(ラ)る(ファ)ー(ミ)ー(ファ)ー(ミ)ー(ド)ー(シ)(ラ)
べ(ラ)つ(シ)に(シ)ー(ド)ー(シ)(ラ)
て(ファ)ん(ミ)ち(ミ)の(ミ)ー(ファ)ー(ラ)ー
じ(ミ)ん(ド)か(ド)ん(ド)に(ド)
あ(ミ)ら(ド)ざ(ド)る(ド)ー(シ)ー(ラ)(シ)(ド)ー(シ)(ラ)ー(ファ)(ミ)ー
あ(ラ)り(ファ)ー(ミ)ー
じ(ミ)ん(ド)か(ド)ん(ド)に(ド)
あ(ミ)ら(ド)ざ(ド)る(ド)ー(シ)ー(ラ)(シ)(ド)ー(シ)(ラ)ー(ファ)(ミ)ー
あ(ラ)り(ファ)ー(ミ)ー
参考に、私の練習時の吟ですが聞いてみてください。
詩の内容と言葉の意味は下記の内容を確認してください。
【詩の意味について】
誰かが私に、君はどういうわけでこんなみどり深い山に棲んでいるのかと尋ねる。
そんな質問に私は笑っているだけだ。
そんな俗人の問いかけにはおかまいなくのどかな気持ちである。
桃の花びらが水に浮かんで、はるかに奥深いところに流れてゆく。
桃の花びらが水に浮かんで、はるかに奥深いところに流れてゆく。
ここには人間世界とはちがった別天地があるのだ。
【言葉の意味について】
何 意 | どういうつもりで | |
碧 山 | ふかみどりの山 青山と同じ | |
桃花流水 | 桃の花びらが水に浮かんで流れ去る | |
杳 然 | はるかに奥深いさま 悠遠なさま | |
人 閒 | 人間世界 俗世間のこと |
如何でしょうか?
ストレス発散になりました?
難しく考えないで、漢詩の内容を思い浮かべながら、声を出してみることから始めてみましょう。
※ 編集途中です。
詩吟入門 1 【絶句とは】 課題吟 山中問答 李白
絶句には、七言絶句と五言絶句の二種類があります。
起承転結と言う言葉がありますが、普段の生活では余り使わないですよね?
しかし、詩吟を習い始めると普通に使うことになります。
「絶句」とは、漢詩の形式の一つで、起承転結の四句で構成されています。
起句 承句 転句 結句
それぞれの句が、漢字七文字で出来ている詩を「七言絶句」、漢字五文字で出来ている詩を「五言絶句」と言います。
唐の時代より古くからある「古体詩」に対して、唐の時代から作られ始めた「近体詞」の中に、この五言絶句・七言絶句は含まれますが
唐の建国を調べますと西暦618年!
その唐の時代でも、西暦712年~765年までの約50年間を盛唐といい
この時代には
詩仙と言われた 「李白」
詩聖と言われた 「杜甫」
詩仏と言われた 「王維」
その他多くの有名な詩人が、沢山の素晴らし詩を残してくれています。
詩吟入門では、絶句を中心に進めていきたいと思います。
今回の課題吟は、李白作『山中問答』です。
起句、承句、転句、結句が、それぞれ七文字になっていますね。
起承転結の4句からなる絶句ですが、最初から最後まで同じリズムで続けて読まないで
【二句三節】で読みます。
この【二句三節】の「二句」とは、「起承の二句」「転結の二句」の事で、この「二句」をそれぞれ三つの節に分けて読みます。
七言絶句の「起句」「承句」「転句」「結句」を文字数で表すと ↓ こんな感じになります。
起起起起起起起 承承承承承承承 転転転転転転転 結結結結結結結
これを二句三節に分けると
起起起起〇起起起承承〇承承承承承〇転転転転〇転転転結結〇結結結結結
この様なイメージになります。
〇の部分が大呼吸になり、それ以外では隠し呼吸などでリズムを崩さないようにします。
それでは、山中問答を、二句三節に分けてみます。
大呼吸
大呼吸
終わり
また、読みは日本語のアクセントが重要となり、一番注意しなければならないのが
「一音目と二音目は同じではない」
ということです。
ここで、アクセント記号の読み方について見てみましょう。
「頭高/あたまだか」・・・「桃花」 という言葉
平仮名で書くと 「とうか」 になります。
「と」の音が高くて 「うか」は低い音になります。
「平板/へいばん」・・・「杳然として」
平仮名で書くと 「ようぜんとして」 になります。
「よ」が低い音で、「ぜんとして」が高い音で全て同じ高さになります。
「中高/なかだか」・・・「答えず」
起承転結と言う言葉がありますが、普段の生活では余り使わないですよね?
しかし、詩吟を習い始めると普通に使うことになります。
「絶句」とは、漢詩の形式の一つで、起承転結の四句で構成されています。
起句 承句 転句 結句
それぞれの句が、漢字七文字で出来ている詩を「七言絶句」、漢字五文字で出来ている詩を「五言絶句」と言います。
唐の時代より古くからある「古体詩」に対して、唐の時代から作られ始めた「近体詞」の中に、この五言絶句・七言絶句は含まれますが
唐の建国を調べますと西暦618年!
その唐の時代でも、西暦712年~765年までの約50年間を盛唐といい
この時代には
詩仙と言われた 「李白」
詩聖と言われた 「杜甫」
詩仏と言われた 「王維」
その他多くの有名な詩人が、沢山の素晴らし詩を残してくれています。
詩吟入門では、絶句を中心に進めていきたいと思います。
今回の課題吟は、李白作『山中問答』です。
これは、七言絶句ですね。
起句、承句、転句、結句が、それぞれ七文字になっていますね。
起承転結の4句からなる絶句ですが、最初から最後まで同じリズムで続けて読まないで
【二句三節】で読みます。
この【二句三節】の「二句」とは、「起承の二句」「転結の二句」の事で、この「二句」をそれぞれ三つの節に分けて読みます。
七言絶句の「起句」「承句」「転句」「結句」を文字数で表すと ↓ こんな感じになります。
起起起起起起起 承承承承承承承 転転転転転転転 結結結結結結結
これを二句三節に分けると
起起起起〇起起起承承〇承承承承承〇転転転転〇転転転結結〇結結結結結
この様なイメージになります。
〇の部分が大呼吸になり、それ以外では隠し呼吸などでリズムを崩さないようにします。
それでは、山中問答を、二句三節に分けてみます。
大呼吸
大呼吸
大呼吸
大呼吸
終わり
また、読みは日本語のアクセントが重要となり、一番注意しなければならないのが
「一音目と二音目は同じではない」
ということです。
ここで、アクセント記号の読み方について見てみましょう。
「頭高/あたまだか」・・・「桃花」 という言葉
平仮名で書くと 「とうか」 になります。
「と」の音が高くて 「うか」は低い音になります。
「平板/へいばん」・・・「杳然として」
「よ」が低い音で、「ぜんとして」が高い音で全て同じ高さになります。
「中高/なかだか」・・・「答えず」
平仮名で書くと 「こたえず」 になります。
「こ」が低い音で、「た」が高い音で、「えず」がまた低い音で同じ高さになります。
この場合、「た」一文字だけが高い音になるので、「中一高」となります。
漢字の横のふり仮名に 【 」 】、【 | 】 等のアクセント記号が書かれています。
この記号にかかっている文字は高い音になりますので、しっかりとアクセント記号を確認しながら読んでみてください。
日本語独特のリズムである、二音一拍にも意識を持って行けると綺麗な日本語の読みになっていきます。
このリズムがないと、パソコンの自動音声の様な読みになってしまいます。
例えば、「答えず」ですが
「こ」 「た」 「え」 「ず」 だと、アクセントがあっても聞いている人は不自然に感じてしまいます。
これを二音一拍でよむと 「こた」 「えず」になります。
読んでみると自然な日本語になります。
無意識で出来ていると思ますが、ここは意識してやってみてください。
自分ができていると思っても、相手に分かりやすく聞こえているかが、後々重要になってきます。
詩吟では、詩文を読む「素読」が非常に大切な練習のひとつとなりますので、自分が吟じたい詩がある場合は、「素読100回」・・・野球の1000本ノックみたいですが、とにかく詩の意味を思い浮かべ、アクセントに注意しながら、二句三節のタイミングで、素読を何回もやってみましょう!
五言絶句のサンプルとして、李白作「秋浦の歌」を見てください。
「こ」が低い音で、「た」が高い音で、「えず」がまた低い音で同じ高さになります。
この場合、「た」一文字だけが高い音になるので、「中一高」となります。
漢字の横のふり仮名に 【 」 】、【 | 】 等のアクセント記号が書かれています。
この記号にかかっている文字は高い音になりますので、しっかりとアクセント記号を確認しながら読んでみてください。
日本語独特のリズムである、二音一拍にも意識を持って行けると綺麗な日本語の読みになっていきます。
このリズムがないと、パソコンの自動音声の様な読みになってしまいます。
例えば、「答えず」ですが
「こ」 「た」 「え」 「ず」 だと、アクセントがあっても聞いている人は不自然に感じてしまいます。
これを二音一拍でよむと 「こた」 「えず」になります。
読んでみると自然な日本語になります。
無意識で出来ていると思ますが、ここは意識してやってみてください。
自分ができていると思っても、相手に分かりやすく聞こえているかが、後々重要になってきます。
詩吟では、詩文を読む「素読」が非常に大切な練習のひとつとなりますので、自分が吟じたい詩がある場合は、「素読100回」・・・野球の1000本ノックみたいですが、とにかく詩の意味を思い浮かべ、アクセントに注意しながら、二句三節のタイミングで、素読を何回もやってみましょう!
五言絶句のサンプルとして、李白作「秋浦の歌」を見てください。
草履の鼻緒を挿げ替えしてもらい大満足
今度の大会に紋付袴での出吟を控え、草履の鼻緒が傷んでしまっていたので、なんとかしなければ・・・と悩んでいた時
たまたま通りかかった、昔ながらの履物屋さん?で、草履の挿げ替え&挿げ調整をやってもらいました。
詩吟の大会で、男性が着物を着る場合
黒紋付き+袴+襦袢の半襟はグレー+畳表白鼻緒の草履+白足袋+白扇
が基本になりますが、たまに半襟が白だったり、鼻緒が黒だったりする方がいらっしゃいますので
折角着物を着ても、コンクールでは減点となってしまう場合があるようです。
袴は、行燈袴でも馬乗袴でもいい様ですが、行燈袴の方が多いと思います。
知らなかったとはいえ、保管状態が最悪だった為に鼻緒がボロボロになってしまっていたので、今度の大会までに修理しておきたいな〜と思っていたところ、月島で半世紀以上も履物屋さんをやられている【あづまや】さんで、最上級白なめし革寸四の在庫が1本あり、三代目のプロの手さばきでサササッと挿げ替えしてもらいました。
たまたま通りかかった、昔ながらの履物屋さん?で、草履の挿げ替え&挿げ調整をやってもらいました。
詩吟の大会で、男性が着物を着る場合
黒紋付き+袴+襦袢の半襟はグレー+畳表白鼻緒の草履+白足袋+白扇
が基本になりますが、たまに半襟が白だったり、鼻緒が黒だったりする方がいらっしゃいますので
折角着物を着ても、コンクールでは減点となってしまう場合があるようです。
袴は、行燈袴でも馬乗袴でもいい様ですが、行燈袴の方が多いと思います。
知らなかったとはいえ、保管状態が最悪だった為に鼻緒がボロボロになってしまっていたので、今度の大会までに修理しておきたいな〜と思っていたところ、月島で半世紀以上も履物屋さんをやられている【あづまや】さんで、最上級白なめし革寸四の在庫が1本あり、三代目のプロの手さばきでサササッと挿げ替えしてもらいました。
この角度からのラインもイイですね〜
今回は、ご好意で保管用の箱にも入れて頂きましたので、大切に保管したいと思います。
草履に更なる愛着も湧き、今回の三代目の仕事に負けないよう、来週はがんばるぞー!と、心に思う毅山でした。
白なめし寸四 7800円税別
挿げ替え料 800円税別
箱 サービス
作業時間 実質は30分?位だと思います。
あづまや
住所 中央区月島3-17-10
コンクール(審査)での【調和】採点
調和について
詩吟のコンクールでポイントを稼ぎ上位入賞を狙う為に【調和】は重要な項目となっています。
しかし、この【調和】という項目の採点基準について、今まで分かりやすい説明を聞いた事が
ありませんでした。
先週開催された吟剣詩舞コンクール東京都大会の審査好評で、調和を担当された先生から
非常に分かりやすいご説明がありました。
全体的には
伴奏曲と吟が調和しているか?音程がくるっていたら一発でアウト!だそうです。
ポイントは3つ
ポイント1
吟じ出しのタイミングが合っているか?
ポイント2
音程が合っているか?
高音【シ】、中音【ラ】、主音【ミ】、低音【シ】
ポイント3
声に響きはあるか?共鳴しているか?
ポイント1については、伴奏曲をよく聞いて、曲の流れに乗り早すぎず遅すぎず吟じ出しできれば
問題なさそうです。
ポイント2の音程については、普段コンダクターのみで練習していて、本番でいきなり伴奏曲に
チャレンジでは、相当な不安がありますので普段から伴奏曲でも練習し、その際に高音、中音
主音、低音の音程が合っているかを、コンダクターを使いながらチェックする必要があります。
普段から、コンダクターでしっかりと音程の感覚を磨いておくことも忘れないようにしたいです。
ポイント3について、これは中々難しいです。
各母音全てが、同じように綺麗に響く声が出せるように、日々の努力が必要ですね。
詩吟のコンクールでポイントを稼ぎ上位入賞を狙う為に【調和】は重要な項目となっています。
しかし、この【調和】という項目の採点基準について、今まで分かりやすい説明を聞いた事が
ありませんでした。
先週開催された吟剣詩舞コンクール東京都大会の審査好評で、調和を担当された先生から
非常に分かりやすいご説明がありました。
全体的には
伴奏曲と吟が調和しているか?音程がくるっていたら一発でアウト!だそうです。
ポイントは3つ
ポイント1
吟じ出しのタイミングが合っているか?
ポイント2
音程が合っているか?
高音【シ】、中音【ラ】、主音【ミ】、低音【シ】
ポイント3
声に響きはあるか?共鳴しているか?
ポイント1については、伴奏曲をよく聞いて、曲の流れに乗り早すぎず遅すぎず吟じ出しできれば
問題なさそうです。
ポイント2の音程については、普段コンダクターのみで練習していて、本番でいきなり伴奏曲に
チャレンジでは、相当な不安がありますので普段から伴奏曲でも練習し、その際に高音、中音
主音、低音の音程が合っているかを、コンダクターを使いながらチェックする必要があります。
普段から、コンダクターでしっかりと音程の感覚を磨いておくことも忘れないようにしたいです。
ポイント3について、これは中々難しいです。
各母音全てが、同じように綺麗に響く声が出せるように、日々の努力が必要ですね。
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